パリの16区 (16く、仏: 16e arrondissement de Paris) は、フランスの首都・パリ市を構成する20の行政区のひとつである[1]。第16区、パリ16区ともいう。市の西部に位置しており、ブローニュの森を含む。南北に蛇行するセーヌ川に挟まれた区域であり、区の東西でセーヌ川に接している。 パリの16区は、市の西部にある行政区。「パッシー区 (Arrondissement de Passy)」と呼ばれることもある[2]。セーヌ川が南北に蛇行する区域にあり、区の東西はセーヌ川に面している。ペリフェリック(パリ環状道路)が区の中央部を縦断しており、その西側がブローニュの森となっている。20区のうちでは12区に次いで2番目に大きい。人口は、161,773人 (1999年。人口の推移等詳細については後述)。区の名称は、市の中央部から時計回りに螺旋を描くようにして各区に付けられた番号を基にしており、当区はその16番目にあたることから「16区」と名づけられた。 セーヌ川を挟んでエッフェル塔の対岸にあたる16区北側地域一帯は「パッシー
概要
16区の主要な施設としては、シャイヨ宮、トロカデロ・11月11日広場(トロカデロ広場)、パリ市立近代美術館、パルク・デ・プランスなどのほか、8区、17区との境界にエトワール凱旋門がある。また、ブローニュの森 には、バガテル庭園、ダクリマタシオン遊園地、パリロンシャン競馬場、スタッド・ローラン・ギャロスなどがある。
なお、セーヌ川に沿った地域のうち、イエナ橋より上流は「パリのセーヌ河岸」として世界遺産に登録されている。
地理パリ・16区の概略図
16区は、パリの西部に位置している。南北に蛇行するセーヌ川に挟まれた区域にあり、東西でセーヌ川に接している。市内では、セーヌ川の北岸地域にあたり [5]、エッフェル塔のあるシャン・ド・マルス公園の対岸にある。ペリフェリック (パリ環状道路)が、区のほぼ中央部を縦断しており、その西側の地域はブローニュの森となっている。面積は16.31 平方キロメートルで、20区のうちでは12区に次いで2番目に大きい。ブローニュの森を除くと7.85 平方キロメートルとなる。エッフェル塔からパッシーを望む。奥にブローニュの森、下はシャイヨ宮。
北は、同じパリの行政区である8区と17区に接しているが、ペリフェリック以西はオー=ド=セーヌ県の自治体であるヌイイ=シュル=セーヌに接している。南は、同じくオー=ド=セーヌ県のブローニュ=ビヤンクールに接している。東は、セーヌ川を挟んで7区と15区に接している。西は、南から蛇行してきたセーヌ川を挟んで、北西はピュトー、西はシュレンヌ、南西はサン=クルーの各自治体に接している。Rue Agar
地形
アンフェリウール湖 (Lac Inferieur) ? ブローニュの森東部にある。
シュペリウール湖 (Lac Superieur) ? ブローニュの森南東部にある。
隣接する自治体(行政区)
パリの行政区のうち、以下の区。
7区、8区、15区、17区。
オー=ド=セーヌ県のうち、以下の自治体。
サン=クルー、シュレンヌ、ヌイイ=シュル=セーヌ、ピュトー、ブローニュ=ビヤンクール。